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悪女 [1981年10月~12月]

作詞・作曲:中島みゆき 編曲:船山基紀 '81年10月21日(水)発売 歌:中島みゆき
http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=36575
11月3日発令の秋の褒章で、紫綬褒章を受章した中島みゆき。所属事務所を通じ、「思いがけず嬉しいことの表現に『棚からボタ餅」と申しますが、今の私の気持ちは、ボタ餅どころではございません。『棚から本マグロ』。これくらいの驚きでございます」とユニークな表現で喜びのコメントを伝えた。「辞退なんかしたら二度とこんな機会はないかもと思いまして、即座に『いただきます!』と、お返事してしまいました」という。熱狂的なファンを生んだラジオ番組「オールナイトニッポン」のDJ時代をほうふつとさせる軽妙な語り口だ。
11枚目のシングル「悪女」を紹介しようとしていたタイミングでこのニュースがあったので、あえて褒章発令翌日までずらした。
「悪女」は昭和56年10月21日発売。11月30日付のオリコンチャートで「ギンギラギンにさりげなく」(近藤真彦)の5週連続1位を阻み、12月14日付まで3週連続1位となった。100位以内登場27週、売上83.3万枚。詩に明るさが感じないのは相変わらずだが、曲調には暗さが感じられないのがこの曲の特徴。
57年3月21日発売の9thオリジナル9曲入りアルバム『寒水魚』には1曲目に収録されているが、後藤次利によるロック色をより強調したソリッドなアレンジが施されたヴァージョンになっている。このアルバムの発表後彼女は、自身が"御乱心の時代"と称する模索の時期へと突入するが、後年になって彼女はこれがその予兆だったと述懐している。
みゆき氏は'70年代の「わかれうた」、'80年代の「悪女」、'90年代の「空と君のあいだに/ファイト!」「旅人のうた」、2000年代の「地上の星/ヘッドライト・テールライト」といったように、各年代でオリコンチャート1位を獲得した唯一のアーティストだ。
B面の「笑わせるじゃないか」は山内恵美子への提供曲。山内恵美子とはどういう人かというと、'72年、スカウトされモデルとしてデビュー、'73年、東映に所属となり、「山内えみ子」の芸名でデビュー。歌手としてレコードも出した。'74年、「聖獣学園」に助演後、「山内恵美子」と芸名を変える。映画デビュー作「ネオンくらげ」でグラマラスなヌードと体当たり演技を披露し注目され、以後セクシーかつ不良の香りのする役で「番格ロック」「ネオンくらげ 新宿花電車に主演。'80年代後半までテレビドラマなど出演。なお芸名表記は、えみ子→えみこ→恵美子→絵美子と多数変更している。ロングヘアーの黒髪が印象的な女優だった。

この3枚組CDのDISC-2の7曲目に収録

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