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バレンタイン・キッス [1986年1月~3月]

作詞:秋元康 作曲:瀬井広明 編曲:佐藤準 '86年2月1日(土)発売 歌:国生さゆりwithおニャン子クラブ
http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=55175
当時、大人気を博していたアイドルグループ「おニャン子クラブ」で中心的存在だった国生さゆり(会員番号8)のソロデビュー曲。バレンタインデーの季節には定番の曲として知られる。私の記憶が正しければ、“withおニャン子クラブ”としてバックコーラスをしていた2人は、白石麻子(会員番号22)、渡辺美奈代(同29)。
「夕やけニャンニャン」やおニャン子クラブの活動を統括していたスタッフらの話によれば、狙って後世に残る定番曲を生み出そうとして作ったわけではなく、またお菓子業界からの要望によって作られたものでもなく、彼女のデビュー時期がたまたまこの時期になったためにバレンタインデーという題材が選ばれたにすぎなかった、とのこと。当時のおニャン子クラブから出す曲は「夕やけニャンニャン」が月曜から金曜までの放送と視聴者の日々の生活に密着していたため、楽曲のテーマ性に季節や行事に沿ったものが多かった。
1986(昭和61)年1月13日、この週最初の「夕ニャン」のそのオープニングに「バレンタイン・キッス」が初公開。さらに同夜のフジテレビ「月曜ドラマランド」で放送されたおニャン子クラブ主演の初ドラマ「ボクの婚約者」のエンディングでもこの曲の歌唱映像は流れる。この日から発売日、そしてバレンタインデーのある週まで彼女が歌う「バレンタイン・キッス」の歌唱映像は、夕方5時台にもかかわらず視聴率が常時10%を軽く越し、全国ネットに近いネット数を持つようになった「夕やけニャンニャン」で毎日流れ、またおニャン子関連の他のテレビ番組やラジオ番組でも後押しされる。このインパクトがいかほどのものであろうか。2月1日に発売され、2月10日付のオリコンでは初登場第2位を獲得、2月14日以後も「ザ・ベストテン」などの人気歌番組にもランキングされ続けて出演して歌うなどこの曲の人気は持続していった。
この曲は毎年バレンタインデーが近づくと、街ではBGMとして持てはやされ、テレビやラジオからは季節感を出すために大量に流れ出す。
50'sのようなオールディーズ・サウンドに乗って、国生さゆりがコニー・フランシスを意識して髪をポニーテールにして歌ったこの曲は誰もが振り返れる思い出へと姿を変えていった。この曲以後もバレンタインデーの歌は作られたが、ついぞこの曲ほどのインパクトを残したものはない。こうして「バレンタイン・キッス」は定番となっていった。近年では2004年2月14日に人気アニメ作品「テニスの王子様」の登場キャラクターである跡部景吾(CV:諏訪部順一)のキャラクターソングとしてカヴァーされ、シングルCDが発売されている(オリコンウィークリーチャートで14位)。その翌年'05年2月5日に「テニスの王子様」の登場キャラクターである同じく忍足侑士(CV:木内秀信)のキャラクターソングとしてもカヴァーされシングルCDが発売されている。どちらも初回生産限定盤としてリリースされたため、発売後すぐに完売となった店が相次いだ、その影響もあり'06年2月1日に同じく初回生産限定盤として再リリースされている。
そしてオリジナルの発売から今年で25年。当時おニャン子クラブをプロデュースしていた作詞家の秋元康が総合プロデューサーを務める大所帯アイドルグループ、AKB48の派生ユニット「渡り廊下走り隊」がさらに2人を加え、“渡り廊下走り隊7”として「バレンタイン・キッス」を本日リリースした。PVの最後のシーンでは7人でハートマークを作っているが、見るとこみ上げるものがある。
昨日、東京都の代々木公園野外ステージで発売記念無料ライブを開催し、3000人のファンが集まった。グループでリーダーを務める平嶋夏海によると、さゆり姉ぇ本人から「かわいらしくブリブリ歌って」とアドバイスを受けたという。全員で「国生さ~ん、私たちと一緒に歌ってください!」とご本家にラブコールを送っていた。

このCDの1曲目に収録
GOLDEN☆BEST/国生さゆり SINGLES

渡り廊下走り隊7の通常盤はこのCDの1曲目に収録


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