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ミステリーウーマン [1984年10月~12月]

作詞・作曲:松宮恭子 編曲:椎名和夫 '84年10月24日(水)発売 歌:石川秀美
http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=57785
「ダビング10」をめぐって、著作権者側とメーカー側が対立していたが、著作権者側の代表的立場であり、実施を決断した実演家著作隣接権センターの椎名和夫常任理事は、日本芸能実演家団体協議会の常任理事でもある。
新聞で椎名氏の名前を見たのは初めてだ。かつては編曲家として活躍していたので、こういう役職を務めているんだということに少々驚いた。近年では著作権ロビイストとして精力的な活動をしており、私的録音録画補償金制度の適用範囲拡大(iPodや汎用ハードディスクなど、あらゆるメディア・機器から補償金を徴収する)などを繰り返し主張してきている。
椎名氏は昭和48年に吉田美奈子のバックミュージシャンとしてヴァイオリニストデビュー。その後、はちみつぱいの2代目ギタリスト&ヴァイオリニスト、ムーンライダーズの初代ギタリストを務めたが、52年に音楽性の相違を理由にムーンライダーズを脱退し、編曲家に転身した。
今日取り上げるのは、椎名氏が編曲を手掛けた「ミステリーウーマン」。石川秀美12枚目のシングルで、昭和59年11月12日付のオリコンチャートで5位に初登場。100位以内登場13週、売上13.8万枚。
ピアノで始まるイントロから、スキャットでフェイドアウトするまで、疾走感にあふれたアレンジに仕上がっている。秀美氏といえば力んだ歌い方に特徴があったが、前のシングル「熱風」あたりからは、メリハリのある歌い方が身についており、「ミステリーウーマン」でも♪Woo Mystery Woman~と歌う部分は抑え目になっている。
1コーラス目で、Aメロの最後は“ふりはらうわ もう愛してない”という歌詞だが、秀美氏の歌い方が“♪ふりはらう One More 愛してない♪のように聞こえる。どちらも同じ意味に解釈できるのが面白い。
それにしても、6月9日、ネットで見て驚いた。同日の「はなまるマーケット」で、秀美氏の夫である司会の薬丸裕英(元シブがき隊)が第五子となる二女を秀美氏が7日に出産したことを報告した。第四子出産から10年以上過ぎていて、もう40歳という高齢もあり、妊娠していることを公表できなかったという。秀美氏と同じ学年で、10年以上のブランクを経て出産した方といえば、秋篠宮紀子妃殿下がいるが、おそるべし丙午!
私が知っている範囲での椎名氏編曲作品を紹介すると、中森明菜歌唱では「DESIRE-情熱-」と「駅」。「駅」はその後、作詞・作曲を手掛けた竹内まりやがセルフカヴァーアルバムに収録し、ロングヒットした。中島みゆき歌唱では「御機嫌如何」「仮面」等。「仮面」は作曲でみゆき氏本人ではなく甲斐よしひろという、超レアな曲だ。光GENJI歌唱では「剣の舞」、そしてこちらはコーラスアレンジなるが、SMAP歌唱の「君色思い」。

このCDの12曲目に収録

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