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想い出の九十九里浜 [1991年1月~3月]

作詞:長戸大幸 作曲・編曲:織田哲郎 '91年2月14日(木)発売 歌:Mi-Ke
http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=36481
7月16日のbayfm「ミュージックサラダ」で投票により番組最後にオンエアされる「サラドレ」で選ばれたのが「想い出の九十九里浜」だった。ということで今日はこの曲を紹介する。
10代の方はリアルタイムをほとんど知らないので説明すると、「おどるポンポコリン」を歌ったのはB.B.クイーンズ。この大ヒットは、後のZARD等の「ビーイングブーム」の原点と言える。
平成3年2月10日、ZARDが「Good-bye My Loneliness」でデビュー。その4日後にデビューしたのが、B.B.クイーンズの音楽コーラス隊のMi-Ke(ミケ)。オリジナルロゴには「Presented by B.B.クイーンズ」と書かれている。
メンバーは並び順に左から村上遙、宇徳敬子、渡辺真美。敬子ちゃんがメインヴォーカル。振り付けを意識した当時のアイドルグループの形態をとりながらも、アルバムごとにテーマを定めたリバイバル・カヴァープロジェクトであった。
ビーイングのサウンド、アレンジ、パロディを含めたプロデュースが光り、レコード大賞、日本有線大賞、全日本有線放送大賞(現・ベストヒット歌謡大賞)、日本ゴールドディスク大賞といった最優秀新人賞を総ナメ。第42回NHK紅白歌合戦にも出場し、「想い出の九十九里浜」を歌った。
敬子ちゃんが2年後にソロデビューし、Mi-KeとしてのCD発売や音楽活動は自然的に停止した。ちなみに敬子ちゃんの1stソロアルバム『砂時計』はオリコン初登場1位をマークした。
といったところだ。
Mi-Ke最初のカヴァープロジェクトは「G・S(グループ・サウンズ)」。先行シングルとしてリリースされたのが「想い出の九十九里浜」。オリコン最高位5位、100位以内に46週チャートイン、売上48.0万枚。
作曲は「おどるポンポコリン」をはじめ、初期のTUBEとZARD作品の多くを手がけた織田哲郎。作詞はMi-Keのプロデューサーで、ビーインググループの創業者・総帥・芸能プロモーターの長戸大幸(「ながと・だいこう」と読む。本名は「ながと・ひろゆき」)。現在も「株式会社ビーイング」の代表取締役だ。TUBEと倉木麻衣をデビューさせたのも長戸氏だ。ちなみに初期のTUBEの多くの作品で作詞を手がけた亜蘭知子(あらん・ともこ)は長戸氏の元妻。昨年、「渚のオールスターズ」が復活したときにもちゃんと参加していたね。
基本的にMi-Keのスタイルはシングルはオリジナルで、アルバムはカヴァー曲を集め、シングル曲ももちろん収録されている。
「想い出の九十九里浜」の歌詞をクリックしていただければわかるかもしれないが、この曲がヒットした時代を知らない若い人でも「タイトルだけなら知っている」というGSサウンド時代の曲名が歌詞として並べられている。このパターンはシングル曲をリリースするにあたりよく使われた。
4月13日発売の1stアルバム『想い出のG・S九十九里浜』には、「想い出の九十九里浜」はもちろん、数々の往年のG・Sナンバーがカヴァーされていて、例えば後に2ndシングルとしてカットされた「好きさ好きさ好きさ」には元ザ・カーナビーツのアイ高野(1951.1.12-2006.4.1)が、「あの時君は若かった」には元ザ・スパイダースのかまやつひろしといったオリジナルを歌ったミュージシャンがレコーディングに参加している。
16年って早いなぁ……。今日は若い人たちに「昔、ビーイング系でこういうグループがあったんだよ」という目的でこのような記事を書いた。前出のアルバムには「亜麻色の髪の乙女」も収録されているんだけど、若者たちは島谷ひとみ版で知ってるもんねぇ。
ZARDが所属していたレーベルは「B-Gram RECORDS」。倉木麻衣、愛内里菜、三枝夕夏 IN dbなどがいるレーベルは「GIZA studio」といったように、ビーインググループは今なお健在である。
敬子ちゃんの現在の活動ぶりは、オフィシャルウェブサイトhttp://www.being.co.jp/uk/news/index.htmlと、40歳になった今年4月7日にスタートした彼女のブログhttp://blog.livedoor.jp/uk_rainbow_voice/でチェックできるよ。

このCDの6曲目に収録


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