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逃亡者 [1984年7月~9月]

作詞:西岡恭蔵 作曲:矢沢永吉 '84年7月10日(火)発売 歌:矢沢永吉
矢沢永吉還暦記念特集の最終回。今日は「逃亡者」を紹介する。
50歳の誕生日の翌日である1999(平成11)年9月15日に横浜国際総合競技場で行われた「TONIGHT THE NIGHT~ありがとうが爆発する夜~」の前半で歌われたこの曲は、'84年7月10日に発売された。オリコン最高位24位、100位以内登場9週、売上5.3万枚。
幻想的なイントロは、後にスザンヌ・ヴェガ、ロス・ロボスなどのプロデューサーとして米国で人気者になったミッチェル・フルームが作曲した「スタイナー」が導入されたもので、続いてのギター・カッティングがかっこいい。7月25日発売の11曲入りアルバム『E´(イーダッシュ)』には2曲目として収録されており、イントロダクションとして1曲目になっているのが「スタイナー」。
サビの♪うーわさのー♪と♪まーちかどー♪には、直後に「パパン」と手拍子を入れる。続く♪Run Away Free…♪は輪唱しよう。
B面の「BALL AND CHAIN」は、『E´』の7曲目(B面1曲目)に収録。
『E´』に収録されたヴォーカル曲は、10作中西岡恭蔵が6曲、ちあき哲也が4曲を作詞を担当した。矢沢氏がソロ活動始めた当初から制作に加わっていた西岡氏は'50(昭和25)年生まれ。ビートルズや米国の反戦フォークに影響を受け、弾き語りを始めた。'70(昭和45)年、大塚まさじ、永井ようと「ザ・ディラン」を結成。'72(昭和47)年よりソロとなり、ソングライターとして矢沢氏に数多くの作品を提供したが、'99(平成11)年4月3日に首つり自殺した。
ちあき氏は'48(昭和23)年生まれ。投稿した作品が浜口庫之助に認められ、大学在学中より作詞家としての活動をスタート。'78(昭和54)年に庄野真代が歌った「飛んでイスタンブール」が大ヒットし、一躍人気作家となった。'80年代には「YES MY LOVE」('82年、コカ・コーラ)、「TAKE IT TIME」('85年、ホンダeve PAX)、「BELIEVE IN ME」('86年、タカラバービカン)といったCMソングなど、多くの作品を矢沢氏に提供した。当時矢沢氏の所属会社はワーナーパイオニアだったが、同社からデビューした少年隊の1stシングル「仮面舞踏会」('85年)もちあき氏の作詞。近年はもっぱら演歌を書いており、歌手では"すぎもとまさと"の表記である作曲家の杉本真人に提供した「吾亦紅」(2007年)が大ヒットしたのは記憶に新しい。

このCDの1、2、7曲目に収録

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